令和3年度公認会計士短答式試験~合格発表調べ
5月23日に実施された令和3年度公認会計士短答式試験の結果が発表されました。合格者数は2,060人で、答案提出者数9,524人の約21.6%です。これは令和2年短答式試験の第Ⅰ回と第Ⅱ回の結果を属人ベースにした合格者率とほぼ同水準です(以下参照)。
令和3年度 | 令和2年度 | |||
第Ⅰ回 | 第Ⅱ回 | 属人ベース | ||
a.合格者数 | 2,060人 | 1,139人 | 722人 | 1,861人 |
b.答案提出者数 | 9,524人 | 7,245人 | 5,616人 | 8,549人 |
合格率(=a/b×100) | 21.6% | 15.7% | 12.9% | 21.8% |
合格得点率 | 62% | 57% | 64% | ー |
平均得点率 | 47.3% | 38.9% | 46.1% | ー |
今回の短答式試験では、「1科目でも得点40%未満で不合格」の条件が「1科目でも得点40%未満+下位33%の者と同一得点未満で不合格」に変更されています(該当者27人)。この変更がなければ、該当者はもっと多かったでしょうから、得意・不得意の差が激しい方は救われましたね。
上記のように、合格得点比率も合格者数も例年並みです。平均得点比率も47.3%と若干高め水準で、易しめの出題であったようですが顕著に高水準ではありません。受験者数が増加傾向にあるので、短答合格者が増えてはいますが、論文式試験の受験者数から考えると例年通りの3,800人程度かと予想されます。ここから3分の1の最終合格に向けて是非とも頑張ってください。